作 品 名 作  品  解  説
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海からの便り 夏の終わりの数日を日本海の海辺ですごしました。
夜明けから日没まで、日ごろの喧騒を忘れて、物言わず語りかける海をじっと眺めならがら、時間とともに移り変わる海の情景を描いてみました。帆影、落日、波音、流木。 〜 ピアノソロ2曲、連弾2曲 〜

 風にのせて 

そよ風、南風、北風、秋風、野分き、木枯らし、季節風、潮風、浜風、陸風、疾風、烈風、、、などなど、数えきれないほど風にはさまざまな表情があります。この作品では、言葉で言い表せない秘かな気持ちを・・・優しい風にのせてそーっとお届けしようと思います。〜ヴァイオリンとピアノのために〜

   心の影を追って
 


東京文京区弥生にある竹久夢二の美術館を雨上がりに訪れ、その情景と作品が忘れられなく、以後、何度か夢二の作品を見に京都などの美術展にでかけました。
 「夢二の絵画」に対する印象と、「雨上がりの弥生通り」の印象をモティーフにした作品です。朗読は夢二の詩集から構成し、「夢二の心に潜む寂しい影」を音で描写してみました。 〜チェロ、ピアノ、朗読〜

     弓張り月

源平の狭間で波乱に満ちた生涯をおくった美しい女性、源義経の母「常盤御前」の心情を描いています。
 真夜中の静寂の中で、悩みごとをかかえて張り裂けそうな月・・・常盤御前のつらい心中を表現できれば。 〜ピアノソロ〜

万 華 鏡
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・有名な「平家物語」。
読み進むと、平清盛とその平家繁栄の影で涙を余儀なくされた二人の女性の悲しい物語が登場します。
 都で白拍子の名手として評判の祇王、祇女がいました、そして、清盛に愛されし祇王。その平穏な生活は長く続かず、祇王は尼となり、・・。
「祇王の想い」を音で綴った作品です。〜ピアノソロ〜 (京都の祇王寺)

チェロとピアノのための小品

北国の長く閉ざされた厳しい冬のイメージと、遅い春を待ち望む人々の秘められた情熱を描いた作品です。 チェロとピアノのための作品です。

     春   雷 


まだ花冷えのする季節に突然の雷鳴。春の訪れを感じさせる、力強くも清々しい春雷が鳴り響く情景を描いた作品です。 春雷は、穏やかな光に輝く春を迎えるための儀式で、心の奥底を震わせる春雷のあと、人々の心にもやがて春は訪れます。

修 二 絵 


厳寒の東大寺二月堂で行われる「修二会」は古都奈良に春を呼ぶ行事「お水取り」として広く人々に知られている。3月12日の夜、二月堂の舞台に上がった籠松明の炎が、境内を埋め尽くした参拝者を魅了する。激しく舞い落ちる火の粉を浴びれば無病息災・・・と伝えられている。
 天平以来、不断の行法といわれ、今年で1255回を迎えた「修二会」の神秘的な火と水の行法を音で描く。「修二会」中の声明で、称名悔過の「南無毘盧舎那仏」に含まれる特徴的な旋律の動きを作品で使用した。
 作品は、第1部:序「お水取り」。第2部:伝説「青衣の女人」、第3部:炎の乱舞「達陀」からなる。                            (聖武天皇没後 1250年の年に)


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